小さい時から質のよい日本の寝具に触れてきたせいか、肌触りのよいものが大好き。本当によい品を良質な睡眠にお役立ていただけたらと、「超こだわり寝具」をお届けし、うれしいお声を頂戴しています。一度お使いになれば、きっとファンになっていただける品だと自負しています。
1972年7月生まれ。”毛布の街“大阪・泉大津生まれ。実家が毛布工場だったため、生まれながらにして約半世紀もの間毛布に携わる。寝具ブランド「快眠博士」シリーズの総合プロデューサー。
物心つく前から「いい毛布」を体験。本当の心地よさを知ることに
大阪・泉大津という日本一の毛布の産地で生まれ、実家は毛布の染色業を営んでいたので、小さいころから工場が遊び場。肌触りのいい毛布がいつも身近にある環境だったので「心地よい素材に触れる」経験値は誰にも負けないと思います。そのせいか、大人になっても何かと寝具の肌触りが気になり、納得できないものには違和感を覚えてしまう。「寝具大好き」で「寝る所は心地よく」。意識せずに身についてしまった感覚ですが、これが今の商品開発にかなり活かされているのではないかと思います。高品質なこだわりの寝具で本当の心地よさをお伝えしたい、実家の影響もあって寝具の「色」にもこだわりたい。そんな気持ちの源に、幼少期からの日常体験が影響しているのは間違いないですね。
モノづくりの工程だけでなく、ブランディングへのこだわりも
寝具は誰もが使うもので、たくさんの商品が世の中にあります。私たちは、品質を保つ努力はもちろん、商品に触れずに購入される通販のお客さまに「使い心地の良さをいかにお伝えするか」にも、力を注いできました。分かりやすい商品名やロゴデザインにこだわり、商品画像も納得いくまで撮影に時間をかけて、触れられなくても実物の質感がしっかり伝わるように突き詰めていく。<とろけるふとん>も「これだ!」と思った名前で、写真の絵作りもていねいに行い、力をかけた商品。おかげさまでショップチャンネルのお客さまにもご好評いただいています。ちなみに<とろけるふとん>の生地は、過去にかなり流行しながら、時の流れの中で眠っていた素材を再開発したもの。「埋もれているけど実はキラリと光るもの」を掘り起こし、価値あるものを再びお客様にお届けすることも、新たな開発と同じくらい、大切でやりがいのあることだと考えています。
何ごとも「2日我慢する」が道を開き、
問題を解決してくれる
仕事づけの毎日ですが、ストレスはあまりたまらない方かもしれません。これは公私両面でなのですが、何ごとも「2日我慢する」をポリシーにしています。腹が立つことや言いたいこと、言い争ってしまうことなど、生活してると日々いろいろあるわけですが、とっさに何か言いたくなってもすぐには口に出さない。2日経つと忘れているし(笑)、何か次の道が自然に開けるものです。2日以上尾を引いていたらその時は言いますけど、大抵のことは「時間が解決」してくれると思っています。無駄なストレスをためずにいられるのは、そのせいかもしれないですね。
【上】スーパーパワースポット アメリカ セドナにて。とにかく広大な景色が大好きです。
【下】令和初日はグランドキャニオンにいました。
惚れ込んだものの魅力を、価値を共有できる方に伝えていきたい
「いい睡眠のために効果的なのは?」とよく聞かれますが、「よく身体を動かし、よく笑うこと」そして「心地良いと思えるよい寝具」に包まれること、でしょうか。
一日の多くの時間を共にする寝具が心地よいものであれば、生活のクオリティはぐっと上がります。そして、やはり心身を健やかに保つことも大事。自分の場合、体重管理のために月120km走り、夕食の後はお笑い番組を見るのが習慣で、かなりぐっすり眠れていますね。自分の扱う寝具は心から惚れ込んだものばかりなので、その価値を共有してくださる方にぜひお伝えしていきたいですし、本当に気持ちいい寝具と暮らす快適さを一人でも多くの方に知っていただけるよう、これからも力を尽くしていきたいと思っています。
商品企画の始まりは、原料の選別から。世界中の産地に赴き、自ら納得の原料を探し求めるこだわりは、この仕事に携わった当初から変わらない。