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鮮やかな４色のい草を織り感のあるブロック柄で仕上げたい草ラグのご紹介です。熊本県のい草を使用し、福岡県にて立体感のある製法で織り上げました。裏面には不織布を貼り、適度なクッションを持たせています。
和室はもちろん、床が硬いフローリングなどでもお使いいただけます。い草が持つ機能性に加え、デザインや仕様にもこだわった、暑い時季を乗り越えるアイテムです。
目安サイズは江戸間で約１．５畳です。

■こだわりの日本製：
い草は熊本県八代平野で栽培したものを採用。い草は田んぼで栽培します。農作物のため生育により長いい草（１２０ｃｍ以上）や短いい草（５０ｃｍ未満）など、さまざまな長さのい草が収穫できます。本商品はそれを選別し上質な１１５〜１２０ｃｍのい草をこだわって吟味しました。
長いい草を選ぶことで、中心部のきれいでツヤ感のある部分を用いることができます。また、い草原料は短いい草に比べて長いものの方がコストがかかります。
厳選したい草を染職人が長年の経験のもと丁寧に染色をしました。さらにそれを、織職人が選別した後、織機にて織り上げています。長年の経験により日々織機を調整しています。
い草は農作物のため、品質など均一な規格で保障されているわけではありません。染職人と織職人の、長年の経験に基づいて、今回の柄に最適ない草の質を吟味し、買い付け、染色を行い、織り上げています。
本商品は、１日に限られた枚数程度しか織ることができない、手が込んだ逸品。織り上げた後は、い草生地表面を磨いて光沢感を出しています。
■デザイン：
ベーシックなブロック柄にカラフルな色目で表現したい草ラグ。鮮やかな４色のい草を“袋織三重織”という立体感のある特殊な織で織り上げました。
袋織は、糸間隔が狭く経糸が多いので、柄を細かく、立体感があるように見せられます。４色のい草をミックス感が出るように織っているため、カラフルな印象に仕上げました。
生地組織も綾織のように斜めにうねりが出る柄感のため、凹凸感ができ、い草の光沢感も相まって奥深い色柄を表現しました。
また、裏面には厚さ約３ｍｍの不織布を貼っているため、畳などの和室はもちろん、フローリングなどの硬い床面でも適度なクッション性があり、床面にもやさしい仕様です。
■い草の素材特性：
い草の内部は、六角形が重なったハチの巣のような構造で、その繊維と繊維の間には節があり、たくさんの小部屋がある状態となっているので、内部の表面積が広くなっています。スポンジ状になっている部分が呼吸することで、空気中の二酸化窒素やホルムアルデヒドを吸着する効果があります。部屋が湿気ている時は水分を吸収し、乾燥時には蓄えた水分を放出する湿度調整力があり、さらには、汗の臭いの原因となるアンモニアや酢酸なども吸着してくれる、という特性があるのもうれしいポイント。じめじめとした日本の夏に適している素材といえます。
本商品に使用しているい草は、日本で９割近くのシェアを持つ熊本県八代平野産のもの。い草一本一本の皮が厚く、中のスポンジ状の部分が詰まっており、耐久性に優れているといわれています。