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老舗“（株）日本香堂（にっぽんこうどう）”が伝統の技術や知見を生かし、天然の香木の上質な香りをお届けするブランド＜香山＞。ショップチャンネルのお客様のために開発したアイテムをご紹介します。
香立付きで、寝かせて焚くことも、立てて焚くこともできる瀬戸焼の線香皿と、“（株）日本香堂”が長年にわたり蓄積してきた、今日では手に入りにくい、厳選した高品質の原料を使用し、香木そのものの特徴を生かしたこだわりの調合で、天然ならではの奥行きのある香りに仕上げた“白檀香山”と“沈香香山”をセット。
燃焼時間は、寝かせて使用すると約３５〜４５分と、立てた際の燃焼時間約２５〜３０分より長く楽しめます（メーカー調べ）。その残り香は時間の経過とともに空間になじみながら、奥ゆかしい香りへと変化していきます。
上品な貼り箱入りで、ご自宅用はもちろん、悲しみに際した方へ慈しみの心をお伝えする贈り物としても。

■白檀（びゃくだん）：
希少で高品質のインド産白檀を厳選して使用。温かな甘味と清らかな涼味を併せ持つ、すっきりとした香調です。
白檀の特徴を生かした香りを感じていただけるよう、透明感があり、柔らかく上品な香りを、さらに際立てるべく調合しました。
ビャクダン科の常緑樹であり、サンダルウッドとも呼ばれる白檀。インドまたはインドネシアなどの東南アジアを中心に生育し、幹、根の心材部分に特に良い香りを持ちます。育ちが遅く、香りが生まれるまでには最低でも３０年はかかるといわれています。さらに、お香やお線香の原料にするほどの香りをためるには６０年以上が必要とされています（メーカー調べ／２０２０年５月現在）。
■沈香（じんこう）：
甘く華やかな特徴を持つ沈香をセレクトし、力強い華やかさをわずかな苦みで引き締めて、上品かつ重量感のある香りに仕上げました。
東南アジアの特定の地域に生育するフトモモ目ジンチョウゲ科の樹木は、風で擦れたり虫に食われ傷口ができると、菌や水の浸入を防ぐために樹脂化し、樹脂化した部分だけが良い香りになります。樹脂化の過程は現在も完全には判明しておらず、その香りを人工的に再現することは難しいといわれています。不思議な香木“沈香”は、まさに自然の作用による偶然と奇跡の産物といえます。
樹脂化した部分は重く、水に沈むため、“沈む香”沈香と呼ぶそう。中には数百年経ってできたものもあるといわれる、非常に希少なものです。
■製造・加工：
「練り」「押し出し成形」「乾燥」など多くの工程を、熟練の職人が手作業で丁寧に行っています。
香木系の線香専用の特別な乾燥室を使用し、熱で繊細な香木の香りを損なわないよう温度に留意して、一晩以上をかけてゆっくりと乾燥させています。
■香皿：
愛知県瀬戸市にある“窯元竹堂園”で製造した、瀬戸焼の線香皿です。
ライフスタイルに合わせてさまざまな形で香りを楽しんでいただけるよう、当ブランドオリジナルのデザインで作製。
トルコブルーのガラス釉薬を使用し、みずみずしい透明感と、水面のような涼しげな風合いを表現。
インテリアになじむ、シンプルで使い心地の良い香皿を目指し、小ぶりですっきりした形に仕上げました。