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＜西川＞より、当ブランド最高峰のクオリティーを備えた“極織（きわめおり）”シリーズから、タオルの産地で有名な今治地方で生産した、ふっくらと柔らかな極上のタオルケットをご紹介します。
たっぷりと空気を含んでいるので、贅沢な厚みとボリュームがありながら、軽い掛け心地が魅力です。
無撚糸と双糸を組み合わせて作ることで、当ブランドの無撚糸だけを使用したタオル地と比べ、毛羽落ちがしにくい仕様です。
汗をかきやすい襟元は２重に仕立て、繻子（しゅす）部分のデザインがさらなる高級感を演出しています。

■素材：
パイル部分（凸部分）には、たっぷりと空気を含んだ柔らかな無撚糸を使用。
無撚糸とは撚りのない糸のことで、本品は紡績を行う際に、コットンの繊維と水に溶ける特殊な繊維を撚り合わせて疑似糸を作り、その糸でタオルを織り上げた後、お湯に通すことで特殊繊維を溶かして、撚りのないふっくらとしたパイルに仕上げています。
繊維の間に空気をたっぷりと含むため、構造特性上、水分をたっぷりと吸収します。
表面の凹凸の地部分（凹部分）には、２本の糸を撚り合わせた双糸を使用。強度が高く、糸表面の毛羽立ちが少ないことが特徴です。本品では無撚糸の約半分の太さの、なめらかな極細糸を２本撚り合わせ、無撚糸と同じ太さに仕上げました。
この双糸でループ状のパイルを作り、輪の先端をカットした後、毛先を花が開くように加工処理をほどこすことで、まるで絹のような極上の肌触りを実現しています。
また、２本の糸を撚り合わせることで糸と糸の間に隙間ができ、構造特性上、吸水性があります。
■加工：
本品には無撚糸と双糸の２種類の糸を使用し、それぞれの糸の特徴を最大限に引き出すために表面に凹凸加工をほどこしています。
表面の凸部分には無撚糸のパイル、凹部分には双糸でループ状のパイルを作ります。
その後、高温の蒸気を当てて無撚糸のパイルを収縮させることで、盛り上がった双糸の先端をカット。斜めに刃を入れて輪を開いた後に、反対の斜め方向に刃を入れることで剣の切っ先のような断面に仕上げる、二段構え加工にこだわりました。
最後に洗い加工でお湯に通すことで、収縮した無撚糸がふっくらと膨らみ、双糸の毛先はふわっと開きます。
この加工により、肌離れが良く、まとわり付かない掛け心地と、羽毛のような軽やかなタッチ、絹のようになめらかな双糸の絶妙な肌当たりを実現。この組み合わせが“極織”と称される所以です。
■製法：
タオルの産地で有名な今治地方で織り上げました。
糸の染色、織り、加工・仕上げ、それぞれの工程をプロのもとで分業して作られたこだわりの逸品。
自然でやさしい肌触りを実現するために、染色、水洗いで使用する水は、四国の山から流れ出る地下水をくみ上げ、コットンへのダメージを軽減するために軟水に変えて使用しています。
■デザイン：
縦に流れる緩やかなラインからオーナメントが見え隠れする、高級感あふれるデザイン。細やかなモティーフをパイルとシャーリング加工を駆使して表現しました。純白のタオルケットは清潔感があり、爽やかさが感じられます。
本品のデザインはコンピューター制御で緻密に作り上げた設計図をもとに、ジャガード織機で無撚糸と双糸を織り分けて表現しました。
無染色の糸の凹凸でデザインを表現することで、硬くなりにくく、糸本来の柔らかさを引き出しています。