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＜西川＞より、ハンガリー産の高級ダウンを使用したマザーグース羽毛ふとんのご紹介です。マザーグースとは主に産卵を目的に育てられている母鳥（親鳥）のことで、飼育期間が長い分、大きく成熟したダウンボールを形成します。良質なダウンであるものの、飼育期間が長いだけに産出量も少ないため、市場に大量に出回らないのが特徴です。
側生地には綿を１００％使用し、抗菌加工をほどこしました。
キルトの立体マチを高くすることで、保温力をアップ。
羽毛原料と側生地（中国で縫製）は、日本に入荷以降、すべてグループ会社である“西川テックス（株）”にて羽毛のバイオアップ、羽毛充填、検品検針を行っています。“西川テックス（株）”は、“西川”発祥の地である滋賀県近江地方に拠点を置く生産工場です。工場内に羽毛の検査室もあり、西川品質に基づいた高いクオリティーの製品をお作りしています。

■詰め物：
世界的にも良質なダウンとして知られる、ハンガリー産のシルバーマザーグースダウンを９３％使用しています。羽毛の飼育に長い歴史を持つハンガリーは農業大国でもあり、古くから自国で生産したトウモロコシや麦を与えてグース（ガチョウ）の飼育をするなど、鳥の身体を大きく育てる技術に秀でています。結果、かさ高性、弾力性、保温性に優れた良質なダウンを安定して産出することが可能です。
※本品はシルバーダウンを使用しています。市場で販売されている羽毛ふとんには白色のダウンだけを集めたホワイトダウンと、グレー（ベージュ）の羽毛が混じったシルバーダウンがあります。本品はシルバーダウンのため、真っ白なダウンばかりではありませんが、品質に問題はございません
＜マザーグースとは＞
ダウンは大きく分けてダック（アヒル）とグース（ガチョウ）の毛に分けられます。一般的にダック（アヒル）よりもグース（ガチョウ）の方が身体が大きく、身体に見合った大きなダウンボールを形成するため、ダック（アヒル）よりもグース（ガチョウ）の方がかさ高性（保温力）や弾力性（復元力）に富んだダウンを採取できます。
反面、飼育環境の維持や餌、飼育期間など費用がかさむため、市場価格も高めです（メーカー調べ）。本品はそのグースの中でも、主に産卵を中心に飼育されている母鳥（マザーグース）から丁寧に採取されたダウンのみで作られています。
マザーグースは飼育期間が長く（２〜４年）、厳しい冬を複数回越すことで寒さに耐える大きく成熟したダウンボールを形成。そのダウンはかさ高性、弾力性、吸湿性に優れた良質かつ高級なダウンとなります。
＜バイオアップ加工＞
当ブランドでは日本で蒸気と熱の力を使い、ダウンをより自然に近いふっくらと膨らむ状態に戻してから、ふとんに仕立てています。
同時に塵やホコリも取り除くなど、手間をかけた丁寧な生産を行っています。
＜羽毛洗浄＞
きれいな羽毛を安心してお使いいただくために、丁寧に洗浄された原毛を使用。
羽毛を洗浄した水がきれいな透明になるまで、何度もすすぎ洗いを繰り返しているので、臭いの原因物質も少なく、清潔な羽毛に仕上がっています。
羽毛の洗浄度合いを示す清浄度（ＪＩＳ−１９０３）において、寝装業界基準の２倍にあたる試験基準１０００ｍｍ以上の羽毛のみを使用しています。
■側生地：
詰め物のマザーグースに見合う、高級細番手の綿１００％のサテン織生地を使用。うっとりするようななめらかな肌触りで、贅沢な寝心地をご堪能いただけます。
側生地には抗菌加工をほどこしています（洗濯５回まで試験済み／メーカー調べ）。
＜デザイン＞
海外のさまざまなデザインスタジオからデザインを取り寄せ、厳選。イタリアのデザインスタジオのものを採用しました。
トレンドの“ＢＯＨＯ　ＣＨＩＣ（ボーホー・シック）”をテーマに、７０年代のヒッピールックを意識したデザインは、トラディショナルなペイズリーモティーフを繊細なラインで表現することで、モダンな仕上がりに。
淡く落ち着いたトーンのペイズリーをベースに、さまざまな色とオーナメントモティーフをあしらった、ファッション性の高い華やかな印象です。
表と裏で異なるデザインに仕上げました。
ＢＯＨＯ　ＣＨＩＣ（ボーホー・シック）の“ＢＯＨＯ（ボーホー）”はＢｏｈｅｍｉａｎ（ボヘミアン）とＳｏｈｏ（ソーホー／ニューヨーク）を併せた造語。ボヘミアに住んでいる人々から由来した、伝統や習慣に捉われない自由奔放なスタイルと、ニューヨークの芸術やファッションの中心地、ソーホー地区のスタイルをミックスしたスタイルを指します（メーカー調べ）。
■キルト：
キルト加工にこだわりを持って仕上げました。ふとんを引っ張った際に羽毛が片寄りやすい襟元と足元のキルト幅を、約２１ｃｍと狭くしたキルトを採用しています。
敷きふとんやベッドにフィットして温かい空気を逃がさないように、両サイドのキルト幅を細くしています。
キルトマスによって羽毛の充填量を工夫しました。ヘタリやすいふとんの中心部分のキルトマスに、上下のキルトマスと比較して羽毛を約２０％増量しています。
羽毛のキルトを立体加工にすることでダウンの膨らみを妨げず、暖かくお使いいただけます。
かさ高性のあるマザーグース羽毛本来の力を引き出すために、キルト内部の立体マチ部分を、当ブランドで通常お作りしている約５ｃｍから約８ｃｍに変更しました。約５ｃｍマチではマザーグース羽毛の膨らみを抑えつけてしまっていたところを、約８ｃｍにすることで膨らみを阻害することなく、かさ高性が向上し、保温力が約１０％向上しました（メーカー調べ）。