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  • 第61回
    本澤裕治

    さん

  • (有)ドクターデニム ホンザワ
    代表取締役
    本澤裕治さん YUJI HONZAWA

PROFILE

ほんざわ ゆうじさん

ハリウッドスターのCMでお馴染みの国内大手のデニムメーカーのヒット商品を手がけ、その後世界中で親しまれているデニムメーカーに移り、誰もが知る定番シリーズのモデルチェンジを成功させるなど世界2大ジーンズブランドを経て、05年に独立。現在ドクターデニムホンザワ ジーンズプロデューサーとして活躍中。

どれが欠けてもいけない
“デニムの4F”
デニムはサイズ感が重要だと思いますので、何十人のスタッフに試着してもらって統計を取り商品を作っています。“FITパターン、FABRIC素材、FINISH加工、FACTORY工場”の4つのFを大切にしながら、これからも妥協のないものづくりを続けてまいります。
“LIFE is DENIM” デニムは僕の人生そのもの。
お客様の期待にお応えできるよう
これからも挑戦し続けます!

すべての経験が今につながっていく大学では機械工学を学んでいたので、家電メーカーに就職しようと考えていたのですが、地方の工場に行かなくてはいけないのが嫌で…(笑)。それに加えて中学生の頃からおしゃれが好きで、自分の好きなものを作れる会社で働きたいと考え、国内大手のデニムメーカーに就職しました。当時は年間500〜600万本くらいのデニムを生産していて、企画から生地の手配、生産管理など工程のほとんどを請け負っていたのでプレッシャーも感じていましたが、熱意のある仲間たちとのデニム作りはとても楽しかったですね。10年のキャリアを積んで、憧れの存在だった世界中で愛されているデニムメーカーに移りました。
そこでは、デニムのオリジンとして名高いシリーズのブランディングをさせていただくなど、濃密な時間を過ごすことができました。また、日本支社で作られた商品が、生地の精度の高さから評価を受け、アメリカやヨーロッパから「なぜ日本はこんなに良いものを作れるんだ!」といわれ、日本で研修を開いてレクチャーしたのも良い思い出です。その後独立して、今ではさまざまなデニムのコンサルティングやプロデュースをさせていただいています。

  • パターン打ち合わせ中。ノートは定規で細かくとるのが、理系の本澤さん流。
  • 20代NY出張にて

【左上】パターン打ち合わせ中。ノートは定規で細かくとるのが、理系の本澤さん流。【左下、右】20代NY出張にて

“平和の象徴”であるデニムデニムの魅力は、“性別や国籍も差別されることなく、みんなが履くことができる”ことだと思います。ベトナム戦争では“平和の象徴”とされていましたしね。アメリカ人やヨーロッパ人のように生まれてから亡くなるまでずっとデニムを履く、そんな生き方に憧れを抱いています。
仕事で大切にしているのは、工場に足を運ぶこと。現場には必ずアイデアのヒントが落ちているので、行き詰まった時ほど現場に行くようにしています。そこで見たもの、感じたものをディスカッションして、みんなでデニムを作り上げていきます。さまざまな人の力を借りながら、思いのバトンを受け継いで、新たなデニムが誕生する。その瞬間はたまらなくワクワクしますね!

  • 海外のデニムメーカーに出張
  • 日本の伝統刺し子に挑戦、海外メンバーにも好評
  • インディゴのアートに触れて インドにて

一流を知らぬものは一流のものを作れない音楽って今の時代感をすごく反映しているので、最近のものも積極的に聴くようにしています。デニムには時代の空気感って大切ですからね。その道のプロフェッショナルを取り上げたドキュメンタリー番組を見るのも好きで、家で見ながら結構泣いています(笑)。おいしい料理を食べた時とかもそうですけど、作り手の思いがどうしても乗り移ってしまうんです。“一流を知らない人は一流のものを作れない”と思うので、さまざまなものに触れながら、これからもたくさん感動していきたいですね。

総理大臣が国会でデニムを履くその日まで仕事で海外を飛び回っていますが、ショップチャンネルさんに出演する際には、さまざまな国で僕が肌で感じたことや日本のトレンドなど、デニムの最新情報を皆様にお伝えするように心がけています。だから実は番組に出演する当日に話すことを決めているんです。これは最初に入社した会社で培われたプレゼン力が活かされていると思います。会議中に資料を見ることが許されなくて、すべて暗記して臨んでいたんです!
デニムに携わって30年になりましたが、どうしたら日本でもっとデニムを履いてもらえるかをずっと考え続けています。私の使命は、デニムの魅力を一人でも多くの人に伝えること。日本の総理大臣に国会でデニムを履いてもらうことが私の夢なので、これからもデニム普及のために走り続けます!

  • 本澤氏オフィスにて
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