SHOP CHANNEL ショップチャンネル

お客様の喜ぶ顔が見たいから、
“お客様目線”を第一に。「同じ服なのに、どうしてこの方はこんなに素敵に見えるのかな？」。
私が下着の世界に興味を持つようになる前の仕事で、ふと気づいた“違い”。
この違いが下着によるものだとわかり、下着を通じてもっと多くの女性の美しさを引き出したいという思いから、下着の世界に飛び込みました。
独立して＜プルミエ＞を立ち上げてから、たくさんのお取引先の下着を作ってきたのですが、エンドユーザーのニーズは二の次で作った商品の売れ行きは、決して良いものではありませんでした。

その経験から、私が下着を作るうえで一番大切にしているのが「常にお客様の気持ちで考える」ことです。
お客様はどんな方かな？どんなものがお好きなのかな？年齢は？など、たくさんのことに思いを巡らせて、考えに考えて作ります。
時には振り出しに戻ることや回り道もたくさんしましたが、使ってくださるお客様の喜ぶ顔を見たい一心で作っているのでいつもとても楽しいです。
【上】ショップチャンネルにて打ち合わせの様子
【下】パリ展示会でのブースの外観

ショップチャンネルにて打ち合わせの様子パリ展示会でのブースの外観

私の会社での役割は、みんなをハッピーにすること！1993年に創業して四半世紀以上が過ぎ、2017年に息子に経営を託しました。私は生涯現役でいたいと思っていますので、探しに探して「取締役CHO（チーフハッピネスオフィサー）」という役職と出会うことができました。私の今の役割は商品開発だけでなく、スタッフのみんなに「元気ー？」とか「頑張ってるねーー！」と声をかけること。この声がけがとても重要だと思っています。自分の仕事がうまくいった時に、「さすがです！」と誰かに褒められたら嬉しい気持ちになりますし、やる気も上がるでしょうし、更なるやりがいも生まれて仕事が楽しくなると思います。私にとって会社のみんなは大事な仲間ですので、皆が笑顔＝ハッピーでいられるように、一人ひとりに‘ありがとう’と感謝の気持ちを目を見て、声に出して伝えるように心がけています。

これからの日本を担う柱となる若い方たちの、生きるヒントになるように商品開発の他にも時折ですが、大学で「下着で変わるあなたの生き方」をテーマに講義をしています。下着は人には見えないものですが、目に見える部分だけを取り繕うのではなく、内側から自分を磨いて美しく変わり、自分を愛してあげてほしいと伝えています。自分を愛せれば人も愛することができ、自信も生まれ、笑顔が生まれると私は実感しております。また若い世代の人たちにはどんどん社会に出て活躍してほしいので「仕事との向き合い方」などもアドバイスして、彼らのこれからの生き方の中のヒントとして少しでもお役立てれば嬉しいと思っています。

私にとって仕事は人生そのもの。想いは“生涯現役”です私はこれまでずっと、仕事中心に生きてきました。展示会に行った時はもちろん、街中を歩いているとき、食器を見ているとき、本を読んでいるとき、どんな時でも仕事につなげて見てしまいます。ショップチャンネルさんの番組も仕事の研究のために見ているのですが、気づいたら買ってしまっているのですよね（笑）。毎日のように注文した商品が家に届きます。私にとって、仕事は人生そのもの。生きるということなのです。健康のために始めたゴルフも、打つときの緊張感や、きちんと先を見据えて動かないと結果が出ないことなどが「人生に似ている」と思います。私の常の想いは“生涯現役”仕事をしながら変な言い方になりますが‘元気に天寿を全うしたいです’。そしてそのために、いつも“好奇心”を忘れず、興味のあることに全力で挑んでいます。