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  • 第14回北野幹二さん編
  • 富洋物産(株) 代表取締役社長 北野幹二さん KANJI KITANO

PROFILE

きたの かんじさん

あっと驚く「感動」と「笑顔」を食卓にお届けしたいとの想いで全国各地を飛び回る。「笑顔を食卓に」を何よりも大切に考えながら、産地の方と直接触れ合い、産地・旬の時期・製法を見極めると同時に、生産者の真心や商品に対する想いもお届けします。

感動と笑顔を食卓に。そのために必要なのは「仲間を大切に思う心」。この仕事は、仲間を大切に思う心が大切です。父から言われ続けた「つらい時にお互いに助け合える関係を築きなさい」という言葉を胸に、お取引先やショップチャンネルのお客様からの信頼を裏切らないよう、これからも食卓に感動と笑顔をお届けしていきます。

前職の夢はプロデューサー。その経験は無駄ではなかった。僕はもともと広告の仕事をしていて、プロデューサーを目指していました。しかし、父親が経営していた富洋物産で人手が足りなくなったため、やむなく断念。会社に入ってからの父親の指導はそれはそれは厳しくて……。水産の世界について右も左も分からないうちに放り出され、自分で考えて動くしかありませんでした。ただ幼少の頃から市場や色々な浜を一緒に見ていたのでなんとなくの業界感は肌で感じていました。大変ではありましたが、前職の経験も無駄にはなりませんでした。今の仕事も「プロデュースする」という点では前職と同じ。プロデュースするものが「商品」に変わりましたが、皆で良いモノを作ろうという気持ちを共有し、そのまとめ役になるのが僕の役割です。今の仕事は商品化するまでにさまざまな人が関わっているので、仕事の全体像を把握するためにも現地に直接赴いて、生産や加工、出荷などの各工程を確認しています。

「生産者が込めた愛情も共有したい」。その思いをSHOWに。僕が大切にしているのは、「生産者の方とお会いすること」。お客様に喜んでいただけるような良い商品作りをするために、欠かせないことです。直接お会いすることで、生産者の苦労や思いを知ることができます。だからこそ、当社のスタッフにも「自分の目で見に行くことが大事だよ」と伝えています。例えば、トウモロコシ農家の方に会いに行った際、朝早くからお母さんが子どもを背負って収穫する姿がとても愛おしく感じ、その思いをどうにかSHOWでお客様と共有したくて、つい語りにも熱がこもってしまいました。そうしてご紹介した商品を最後まで見届けるために、冷凍庫の中まで入って食材のセットもしています。こうしたことの積み重ねで、産地の皆さんとの関係も深まり、お客様にも信頼を得られるような商品をご提供できているのだと思います。

娘のOAチェックにたじたじ5歳になる娘が、最近僕のSHOWを厳しくチェックしてくれています(笑)。僕、よく番組でのれんから顔を出すしぐさをしているじゃないですか。娘はそのしぐさが気に入っていて、それを忘れた日は「何でしなかったの?」と聞いてくるんです。その娘が、僕が仕入れた食材を「おいしいね!」と満面の笑顔で食べている姿を見ると、自分自身の幸せを感じると同時に、食を通して人を幸せにしたいな、という気持ちが高まってきます。

食が笑顔のきっかけになれば僕も幸せ食は人にとってなくてはならないものです。でもその当たり前のことで笑顔になり、家族の会話が弾めば、これほどうれしいことはありません。OAの時に「笑顔を食卓に」と書かれた法被とのれんを使用しているように、食を通してこれからもお客様や生産者の皆様を笑顔にできれば、僕も幸せです。

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