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- 第40回小野砂織さん編
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ビューティ・マスター 小野砂織さん SAORI ONO
PROFILE
おの さおりさん
芸能界引退後、各国のスパを巡って研究を重ね、独自の〈美論〉を確立。女優、歌手らが多く通う表参道の高級サロンで自ら施術にあたる。ショップチャンネルでは、「痩せなくていいんです！視線を集めるポイントを作るだけ！」という美容哲学のもと編み出した商品をご紹介するブランド〈RIOSA〉(リオッサ)が多くのお客様の支持を集めている。
結果にこだわりたいから
注目の美容法を、身体を張って試す美容好きが高じて、最新最良の方法を常に模索。「魅せるポイントを作れば痩せて見える」という独自の「ボンキュッキュ美論」を提唱し、自分ケアに役立つオリジナルブランド〈リオッサ〉を展開。サロンに通う女優さんやタレントさんも多く、たくさんのフォロワーに愛される「ビューティ・マスター」です。
さまざまな美容を試し続けて、芸能界から美容の世界へ私は皆さんの美容のお手伝いをしていますが、10代から20代前半まで旭化成水着キャンペーンガールやレースクイーン、バラエティ番組のレギュラー出演などの芸能活動をしていました。周りのモデルさんやタレントさんは本当に“すらっと細い”方ばかりなのに、自分は“バーンと弾けるダイナマイトボディー”で（笑）、マネージャーに怒られて必死に痩身に取り組んだり、肌づくりに気を配ったり、さまざまな美容法を試し続けました。そうしているうちに美容への興味がどんどん深まり、好きが高じて20代半ばで表参道にこだわりのフェイシャル専門エステティックサロンをオープン。
でも、何の知識もないので「オープンしたは良いものの、宣伝をするのを忘れていた！」という有様で（笑）失敗だらけのスタートでした。でも、その後は多くの方々に助けられ、お客様に支えられながら、皆様のおかげでこの仕事を続けてこられました。
美容のプロから紹介されるサロンに成長その後、ボディケアも取り入れて、一軒家の隠れ家的サロンを開設。私のサロンは体重計も体脂肪計もありません。体重より見た目が大切ですから、足首のお肉をヒップへ、バストへ移動させてメリハリをつけるための施術を行っています。施術中は、お客様とたくさんお話して笑いながら時間を過ごしますが、その間にしっかりお肉を動かします。プロですので、ご満足いただける施術はおこないますが、やはり日々のホームケアを続けないとサロンにいらした意味がなくなってしまうと考えています。痩せて細いだけが女性の美しさではない。女性らしさは丸み！メリハリポイントを作れば、痩せて見えるものなのです。
美容の話題で世界中の人とコミュニケーションエステサロンを経営し、他のサロンやスパなどのプロデュース、リオッサの製品開発、最近では食やメイクなどのテーマでお教室を開いたり…。美容に関連するさまざまなテーマに取り組んでいますが、この世界は常に新しい流れがあるので、アンテナを張り、知識を吸収し、学び続けなければならないと思っています。先進的な情報はだいたいアメリカ、フランス、イタリアあたりから入ってくるので、時間の合間を見て、海外に勉強に行くようにしています。外国語は全く得意ではないのですが、美容関連の言葉だけは必死に覚えます。もともと人と話すのが大好きで、海外でも「どんなコスメ使ってるの？」なんて気さくに話しかけていただくことも多く、美容の話なら不思議に通じるんです（笑）。美容を通して世界中の人とコミュニケーションできるのは、本当に楽しいし、すごく刺激されます。
日本人は、痩せたい！ダイエットしなきゃ！と言う方がたくさんいらっしゃるのですが、海外では日本人は痩せすぎ！もっとボリュームをつけて魅力的にならないと、とアドバイスされます。その度に私の活動をもっと皆さんに知って頂かなくてはという思いを強くしています。
商品も美容法も妥協はしたくない。本当に役立つことを伝えたいこれは！と思う新たな美容法に着目したら、とにかく身体を張って自ら試してみます。試すものが多すぎて、ボディーが足りないのが悩み（笑）。利益追求ではなく、本当に自分がいいと思うもの、実際に結果の出るものを作りたいし、そういう美容を皆さんにおすすめしたいので、商品も美容法も妥協しません。おかげさまで、一度お客様になっていただくと、気に入って長く続けてくださる方が多いんです。信念を持ってずっと貫き通すこと、時代に合った流れや変化に乗ること、両方のバランスを取りながらこれからも勉強を続けて、サロンやショップチャンネルさんを通じて、本当に美容に役立つことは何かを伝えていきたいと思っています。
たくさんのお客様が、痩せなくていいんです！という私の言葉で救われたと言ってくださると、美容は本当に私の天職だなあと感じます。
食事や子どもたちと楽しむキャンプが大好きリフレッシュ法は、お酒を飲むことや食べること。ビールから始めて、その後はお料理に合わせて、ワイン、日本酒、焼酎と…。嫌なことがあったら、気のおけない友人と大笑いしながら食事することにしています。
家族と旅行や温泉に行くのも楽しいですね。キャンプが大好きで、最近はテントの中にベッドとかクッションを置いたりして、グランピング的なことも楽しんでいます。子どもと行くキャンプは、経済的な上に楽しいし、いろいろ覚えておくと災害があった時などに少しでも役立つかもしれないと思うんです。
でも、せっかくなら大好きな色で楽しみたいのでキャンプ用品は、ピンクで統一。今日着ている服もそうですが、そういえば、移動中に履いたりする〈リオッサ〉の靴下も、化粧ポーチもみんなピンクですね（笑）。ちょっと優しさがあって、華やかで、元気をくれる大好きな色です。
大らかにその人らしさを見せるのも、美のあり方女性は誰でもいくつになってもきれいになりたいと思うものですが、美容を続けるコツは、あまり意気込んでやらない、何かをするついでなどに、自然にできるようなことを無理なく続けることではないかと思っています。本当に気合いを入れてやれる方は早く結果を出せるし素晴らしいのですが、そうじゃなくても、日常生活の中で「楽に続ける」ことができれば、誰でもきれいになれるはずです。私自身、母の介護や高校生と4歳の子供の世話や仕事がありますが、ちょっとした工夫で行える「ながら美容」のおかげで、無理なく続けられています。そして、美しさはただ細いことや可愛いことだけじゃなく、大らかにその人らしさを見せることも、美のあり方だと思っています。今後はセミナーやイベントなども行って、お客様とリアルにお話しできる場をもっと作っていきたいですね。私は女性がきれいになるお手伝いを今後も続けていきます。人生、笑ってきれいに生きるのが一番ですから！