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  • 第42回タン イェンティンさん編
  • 株式会社クリスセリーン
    代表取締役社長
    タン イェンティンさん TAN YENTJIN

PROFILE

タン イェンティンさん

中国・上海生まれ。山東大学で日本文学を専攻し、通訳として大蔵省に勤務。その後日本の大学に留学し、経営学を学び、中国とのビジネスを自らスタート。そしてファッションブランド「クリスセリーン」を立ち上げるなど活躍。“マダム・タン”の愛称で人気を博している。

美しく着飾って、ハリのある人生を女性は誰もが潜在意識の中で「美しくなりたい」という願望を持っていると思います。その気持ちを引き出すのが私の使命。クリスセリーンがお届けするこだわりのショールと洋服を身にまとい、ハリのある人生を一緒に楽しみましょう!

ファッションの道で生きようと決意した美しいショールとの出会い日本の大学で講師をしていた時に、イギリスにいる友人から誕生日プレゼントにショールをいただいたんです。そのショールが、実は世界のオートクチュールブランドがこぞってオーダーするほどの刺繍技術を持つインドの歴史ある工房で作られたものでした。そうとは知らず、ただただ刺繍の緻密さに感動して、自分でも追加購入したいとその友人に仲介を依頼しました。友人から「どれくらい欲しい?」と聞かれたので、軽い気持ちで「全色」と答えたところ、何十色ものショールを、大きな箱いっぱいに詰めて送ってくださったんです。それこそ、1つの種類で40色以上(!)はあったと思います。さすがにすべての色を一人で使いこなすことはできないと思い、百貨店に引き取っていただこうと訪れたら「ぜひ紹介してほしい」と婦人部のバイヤーさんに頼まれ、私がその工房からショールを仕入れ、日本の百貨店に卸すことになりました。
大学の講師とショールの輸入代行という、二足の草鞋を履くような状態で仕事をしていたのですが、「私自身、どちらをやりたいのだろう?」と自問自答した時に、この素晴らしい刺繍のショールをもっと多くの女性に広めたいという思いがあることに気づき、それなら自分のブランドを立ち上げて商品を作ろうと決意しました。

職人さんに助けられストレッチ素材の刺繍入りトップスが完成今、クリスセリーンでは高度な技術力が必要なストレッチ素材の洋服をお作りしていますが、“ストレッチ素材で刺繍する”というアイデアは当初は「そんなことできるわけないじゃない」とハイブランドの担当者に呆れられたものでした。
それを、職人さんは試行錯誤の末3カ月で技術を生み出して、トップスとして日本に送ってくれたんです!無理だと言われた技術を形にしてくれた工房の職人さんには尊敬と感謝の念しかありません。モノ作りは信頼関係だと思うんです。職人さんに対する尊敬がなければ、職人さんも期待には応えてくれません。だからこそ、その技術に敬意を払い、工房に通って積極的に意見をうかがうなどして工房との信頼関係を築くことを大切にしています。
ショップチャンネルでご紹介している商品は、テレビの画面越しに見た印象を必ず確認し、実物は画面越し以上の感動をお客様に感じていただけるよう細部にまでこだわって作っています。その思いを形にできるのも、職人さんあってこそだと思っています。

ストーリーと一緒にお伝えできるのがショップチャンネルの魅力今、工房を訪れるたびに新しい刺繍技術を目にします。一方で、後継者がいなくて消え去りそうな伝統技術もあります。その技術を継承するために、当社が商品としてオーダーすることで、後継者と技術を後世に残すお手伝いをしたいと考えています。そういった、商品開発の裏側にあるストーリーまで一緒にお客様にお伝えできるのはショップチャンネルだからこそ。それにお客様が応援してくださるから、ショップチャンネルはやめられません!

美しい服を着ること。それは儀式と同じことやりがいを感じること、美しい服を着ることは、すべて“儀式”であり、人生のメリハリに繋がると考えています。でも人は刺激がないと美しくなろうと思ったり、素敵な服を着ようと思ったりはしませんよね。だからこそ、私は「人と会う」という目的作りをすることが大事だと考えています。誰かと会う日に向けて自分を磨き、当日美しく着飾るという行為が刺激となり、人生を楽しくするだけでなく、自分自身の成長へと繋がると思います。

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