テレビショッピング専門チャンネル ショップチャンネル の番組出演ゲストのストーリー。 今回は、ジン・カトーさんにお話を伺いました!
テレビショッピング専門チャンネル ショップチャンネル の番組出演ゲストのストーリー。
今回は、ジン・カトーさんにお話を伺いました!
ジン・カトー
文化服装学院ファッションデザイン科卒業と同時に「装苑賞」を受賞。後に株式会社人(ZIN)を設立。ZIN KATOブランドを立ち上げる。2015年に「アジアで最も影響力のあるデザイナー賞」を受賞。
- 2022.7.15
デイリーをドラマティックに。
クチュール感たっぷりの世界観で魅せる
アジアを代表とするデザイナー、ジンさんのブランドが誕生したきかっけは?
若い頃、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで製作されたアンティークファッションに、初めて接した時の衝撃、それが「ZIN KATO」においてのすべての始まりです。手仕事感が漂うこだわりの服に強烈な魅力を感じました。私がデザインする際も、そういったことを大切に、ユーズド感を出したり、手を加えたりの中に、時代の吸気をプラスして、オリジナルなものを作り上げています。
オリジナルな世界観に魅了されます。商品作りのこだわりを教えてください。
美しい日本の素材や華やかなヨーロッパの生地などを使用した、非日常で夢あふれるオートクチュール的な作品を、日常的にも着用できるデザインに落とし込んだ服作りを目指しています。また、何があろうと商品の品質を維持すべく心がけています。特に、素材のクオリティーには気を配っています。お手元に届いたとき、お客様に落胆して頂きたくはありませんので。
前回の番組も、大好評でしたね。

前回の放送では、キーアイテムの刺繍ブラウスを始め、新規性の高い商品が事前のネット販売で好評でした。OAでもご評価いただき、商品企画の方向性に光明が見えたように思います。価値観の高い旬の商品を、お手にとって頂き易い価格でお客様にご提供すべく、現場は苦労の連続ですが、それをご評価いただいたときの喜びもまたひとしおです。
デザインをされる際には、どこから着想を得ていますか?
ファッション雑誌のたぐいは一切読んでいません。現役を続けていれば、なんとなく時代の空気は感じるものです。あとはデザイナーとしての過去50年の経験が頼りです。
ファッションへの興味、目覚めはいつ頃だったのでしょう?
私は北海道根室市の出身で、母が洋裁学校を営んでいた関係で、服作りの道具が身近にある環境で育ちました。ファッションを志す男性は少ない時代でしたが、自然にその道に足を踏み入れ、東京の学校で基礎を学んだ後、自作の1点ものの服を店に持ち込むことから始めました。これがかなり売れて、気が付けばファッションビジネスに突入していた、という感じです。
お母様もファッションショーを開催されていたとか。
私がまだ北海道にいた頃、母が映画館を貸し切って、ファッションショーを開催したことがあります。ショーは、昼夜2公演で2日間。ほとんど街中の女性を集めて満席でした。あの熱気を目の当たりにしてから、すでに60年以上になりますね。
ブランドスタッフの中で、人気の商品はありますか?
最近では、コート類、そしてやはりドレスでしょうか。
プライベートで愛用しているもの・ハマっているものがあったら教えてください。
30年以上断続的に続けている声楽のレッスンです。最近、以前よりも二音高いところまで歌えるようになりました。
ジンさんにとってファッションとは?
人は衣服によって意識が変容し、着衣なりの役割を演じようと努めるものです。ジーンズ&Tシャツか、シルクのドレスかで、気分も行動も変わります。私の持論ですが、服の印象は「着る人8割、服2割」。ファッションというものを、パーソナリティーの構成要素のひとつと考えています。
デザイナーとしての目標や夢、目指していることは?
お若くても、お年を召していても、それぞれの年齢なりのエレガントな立ち居振る舞いを心がけておられる女性の皆さんのお手伝いができればと願っています。私たちクリエーターは、お客様のご支持に信頼して前に進む者です。いつも感謝申し上げております。今後も、一人のファッションデザイナーとしてお客様からご支持をいただき、死ぬまでクリエーションをしていたいものです。
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- 2022.7.15
ジン・カトー
デザイナー・ZIN KATOによるブランド。美しい日本の素材や、華やかなヨーロッパの生地などを使い、クチュール的な繊細で優美なアイテムを提案。
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