三好さんはショップチャンネルの「カリスマゲスト」ですよね。

カリスマという意識はまったく持っていません。ただ、真珠を説明するに当たって、日本中のプロを相手にしても負けない自信はありますよ。僕が見てきた真珠の数、選別している真珠の数は半端ないですし、多岐にわたるお客様が本当に沢山いる。それらが大いに僕の自信に繋がっています。真珠に関してだけはめちゃくちゃ引き出しがありますね。

三好さんのご出演を楽しみにされているお客様が沢山いますよ。

ショップチャンネルには非常に暖かいお客様が本当に沢山いらっしゃいます。すごく多数のお客様からお手紙をいただいてます。ご購入いただいた商品をアルバム化してくださったり、三好パールと名付けてくださったり、非公認ファンクラブまで作ってくださったお客様もいらっしゃいます。会員は現在2名かな。

そんなショップチャンネルのお客様に対して、どんな思いがありますか？

商品をお買い上げ頂いている訳であって、僕が主役やカリスマなどと持ち上げられることはあってはならないことだと思います。にもかかわらずたくさんのお手紙やお電話を頂ける。正直とてもうれしいですよ。なんか人気者になったような錯覚を起こして。でも、信頼を築くのには長い年月を要しますが、失うときは一瞬。全てのお客様に全て満点で答えることはできないと思いますし、期待を裏切ってしまうこともあると思います。これは全て僕の責任。説明がだめな訳です。だからやっぱり、お客様にはそういうことがないように、奢らず真摯に向き合っていきたいです。

番組出演の際は、どんなことを意識していらっしゃいますか？

番組に出演するまで、1度にこんなにたくさんのお客様に商品を見ていただける機会はほぼ皆無でした。多くのお客様に対峙するにあたっては、僕の説明とお客様の手元に届く商品との合致が最も重要だと考えています。映像においてくっきりはっきり見せる技術はカメラマンさんをはじめ、スタッフさんの完璧な仕事でこなされます。その中で僕は、見た目に加えて、その商品の後ろにある希少性、相場感、マーケティング、市場評価、未来への位置づけなどを、真珠のプロとしてしっかりお客様に伝えていくことが重要だと思っています。

商品の説明をすごく大切になさっているんですね。

はい。でも、自分が好きで、いっぱい説明したいものに限ってあっという間になくなってしまい、説明の時間がなくなってしまいます。

ブランドとして、ペルラジオーネが大切にしていることはありますか？

真珠の本質を徹底的に追及する。生産、加工、選別、連組に至るまで本質にこだわる、ということです。

ペルラジオーネが得意とするのはどんなところですか？

圧倒的に連組（れんぐみ）。要はネックレスです。連相のレベルが高いんです。連相というのは、ネックレスの珠の品質を揃える作業のことなんですが、真珠のネックレスはひとつひとつの珠の価値が高くても、色の並びや形が不揃いになると見栄えや評価が悪くなってしまいます。珠はひとつひとつ違いますから、それを合わせる技術が重要です。あこやナチュラルベビーパールネックレスに関しては、卸分野においておかげさまですべて完売状態です。

ショップチャンネルでの出来事で一番うれしかったことは？

一番うれしかったこと。そりゃあ疫病で市場がめちゃくちゃになったときの初OAです。あの状況下です。誰も真珠なんて買わないだろうと思っていたんです。でもそんな中、いっぱい買ってくださったんですよ。あれはお客様の愛です。それ以外にありません。心が痛かったですよ。ほんとに嬉しかった。あんな経験が僕の一生の中にあったというだけでいい人生を送れたと思ってます。なにをどうしてもこの恩に報いることはできないですね。僕の力では。それほどの事でした。

厳選した真珠、どんな方に使って欲しいですか？

僕がお客様を選ぶ事はないです。老若男女問わず、興味のある人、興味のない人、全ての人に見てもらいきっかけをつかんでほしいと思っています。ただしタンスにしまいこむことだけは避けてほしいかな。

最後に、次回のオンエアの見どころなどあれば教えてください。

オンエア中の言葉遣いがよくないかもしれないのですが、でも真珠の説明に関しては、じっくりと聞いていただけると嬉しいです。

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