ペレリールッソとは、“最高峰の贅沢な皮革”を意味するんですね。

はい。イタリア語で“最高峰の贅沢な皮革”を意味します。その名の通り、創業80年以上を誇る老舗エキゾチックレザーメーカーが革の仕入れ、染色、デザインから製造まですべてを監修しており、“リッチカジュアル”をコンセプトに、いつまでも大事に使っていただけるよう思いを込めたアイテムをお客様にお届けしています。

ペレリールッソの“こだわり”を教えてください。

2014年のブランドデビューよりクロコダイル製品のリーディングメーカーと自負し、どんな方にもどんなシーンでも楽しんでいただけるよう、デザインと素材に拘り、常に新しい素材、新しい色、新しいデザインを展開しています。見た目の美しさは勿論のこと、使いやすさ、軽さにも拘り、「ホンモノ」の良さをより多くの方に知っていただきたいとの思いから、価値ある商品をギリギリの価格でご提供しています。

「ホンモノ」の良さとは、どういうところにあると思いますか？

高い技術に裏打ちされた高級感。持っている人のステータスを保証するような圧倒的な存在感。手間暇をかけて作り上げたものの堅牢さ。使うほどに深い味わいが出て、使う人に馴染んでくるような趣。そういったところに「ホンモノ」の良さがあると思っています。「ホンモノ」をお買いあげいただいたお客様が満足し、リピートしていただけるモノ作りを心がけています。

月に一度は渡航、買付されているんですね。

そうなんです。月に1度は渡航、買付し、より良い素材をより安くご提供できるように努力しています。他にも、新しく素材や色を作り上げる際、納得がいくまで何度も染め直し等試行錯誤したり、常にメジャーブランドの動向をキャッチし、メジャーブランドの店員やファッションに興味ある友人にどのようなものを求めているのか情報収集をして、より良い商品作りのために尽力しています。

具体的にどのくらいの手間がかかっているのでしょうか？

一例としてシャイニングは、一つ一つメノウ石で磨き上げ7か月の月日をかけて仕上げています。一つ一つの腑を浮き立たせるプレス加工を工程に加えることで通常に比べ約4倍もの時間がかかります。またその他の例として、安価で簡単なクロムなめしではなく、植物から取れるタンニンを使ったベジタブルタンニンなめしを採用しています。クロムなめしと比較して手間暇も3倍ほどかかり、高額になってしまいますが、革本来の表情が楽しめ、エイジングも楽しめます。

ペレリールッソのクロコのここに注目してほしい！という部分を教えてください。

革の薄さを出す技術、柔らかさを出す技術、素材の選定には絶対の自信があります！一つ一つ職人の手で仕上げるものが多く、時間もコストもかかりますが、一切妥協はしておりません。

どんな国に渡航していますか？海外での交渉、難しい局面もあるのでしょうか？

スペイン・イタリア・フランスなどですね。メジャーブランドの動向をキャッチして勉強しています。主にヨーロッパのスキンを使用しているので、素材の品質確認と納期には心を砕いてきました。製造に関しては今後は海外で行うことが増えてくるので、より一層管理に注意を払う必要があると認識しています。革製品の本場であるヨーロッパですら、タンナーの数が減少し、世界中のバイヤーが優良企業であるタンナーへ注文が殺到しています。当社の長年にわたる取引の信用で優先的に受注してくれていますが、慢心することなく、良質の素材を仕入できるように日々努力しています。

お父様の会社を継ぐことに迷いはありませんでしたか？

将来は会社を継いでいくことになるだろうなとは思っていました。大学時代に何度かヨーロッパへ行く機会があり、彼らの素晴らしいモノ作りに感動し心を打たれたことで決心しました。クロコダイルは、今までも値下がりをすることがないので、仕入単価が高騰し続けていることは、引き継ぐ中でも困難に感じました。

お客様からのお言葉で嬉しかったことなどはありますか？

商品をご購入されたお客様から、手元に商品が届いたタイミングで「とても素晴らしいバッグを考えられないくらいお安く譲っていただいてありがとうございました」と弊社に直接お電話をいただきました。また、偶然、弊社の商品を身に着けている方をお見掛けしたことがあり、すごくお洒落に持っていたお姿を拝見し、非常に嬉しく思いました。

最後に、オンエアをご覧になる皆様にメッセージをお願いします。

いつも出演する際には、「軽い」「柔らかい」「しっとり感」など、画面を通してどのような表現でお客様にお伝えするか、心を砕いています。商品の素晴らしさが皆様に伝われば良いなと思います。

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